毕业论文课题相关文献综述
テーマ:村松梢風『上海』と横光利一『上海』における都市表象研究20世紀二、三十年代の上海は、様々な民族、言語、宗教などが交錯する国際文化都市であり、また様ざまな政治勢力や経済権益もここで覇を競いあう政治経済空間であった。
その一方で、明治維新以後、「脱亜入欧」の旗を掲げた日本は上海をアジアに踏み出す土台だと考え、多くの日本人が各自の目的を抱えて上海に旅立った。
上海に渡航してきた大勢の人の間には数多くの作家がいた。
村松梢風と横光利一はそういう日本人作家の中の二人である。
両作者共に20世紀二三十年代に上海を遊歴し、各自の上海体験に基づき、何冊かの小説を書いた。
両作品『上海』ともが当時の国際都市上海のイメージを日本人に植え付けることになるため、作品における都市表象を研究する価値があると考える。
本研究を始める前に、20世紀二、三十年代の上海に関する日本文学作品、特別に村松梢風『上海』と横光利一『上海』の先行研究を整理する必要がある。
20世紀二、三十年代の上海に関する日本文学作品についての研究といえば、邱雅芬らの『上海と近現代転折期の日本文学――芥川龍之介と横光利一の文学結合点を中心に』(『広州大学学報』,2009年第8巻第5期)が挙がられる。
この論文は文学時代の角度から系統的に上海を舞台にした日本近代文学作品、主に芥川と横光の作品を整理し、国際都市上海が日本近代文学から現代文学への転換に対する意味を分析したものである。
その他、黄翠娥の『日本近代文学者の描いた上海:大正時代を中心に』(『日本語日本文學』,2014年4月41号)は大正時代を中心に上海都市と日本文学との関わりの視点から、二十世紀上海と日本文学の歩みを解読した。
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