中国人日本語学習者における自他動詞の関わる誤用
[摘要] 自他動詞は中国人日本語学習者にとって、難しい点の一つである。本研究では、まず自他動詞の他動性を中心に学説を紹介し、自他動詞とは何かを明らかにする。次に、動詞の自他動詞に関するアンケート調査を行い、調査の結果を分析する。最後に、自他動詞の誤用の原因を考察する。以上示した諸問題を中心に、先学の意見を参照しながら、いささかの私見を述べてみたい。
[キーワード] 自動詞;他動詞;誤用;他動性;格助詞
1.1 他動詞の伝統的な定義
角田太作(1991 1999)は、「伝統的には、他動性はこのように定義していた:他動詞文には目的語がある。動作が主語から目的語に向かう、または、及ぶ。」と述べた。例えば:
(2-1)太郎杀了次郎。 太郎は次郎を殺した。
(2-2)小林在听音乐。 林さんは音楽を聴いている。
(2-3)太郎的房子由于空袭被烧毁了。 太郎は空襲で家を焼いた。
これらの例文は目的語があるので、他動詞文である。例文(2-1)、(2-2)、(2-3)では、全て目的語がある。(2-1)では、殺す(動作)が太郎(主語)から次郎(目的語)に向かう。しかし、 (2-2)では、動作は「聴く」であり、何の動作もなく、強いて言えば、動作は「音楽、光の刺激」という目的語から林さん(主語)に向かっている。従って、他動詞文はには目的語があるとは限らず、動作が主語から目的語に向かうとも限らない。(2-3)では「太郎」は主語ではあるが、働く者ではなく、「家を焼いた」という結果を受ける被害者である。つまり、形の側面は他動詞だが、意味的には受け身の文である。「太郎」(主語)は「家」(目的語)に働かない,逆に,主语は目的語の変化に影響を与えている。よって、他動性とは何か、自動詞文、他動詞文とは何か、厳密に考えてみると、非常に難しい問題がある。
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