毕业论文课题相关文献综述
まず、日本の神祇に供える飲食物「神饌」については、以下のように調べてきた。
岩井宏實(2003)は、物質の形態によって、神饌を飲み物と食べ物があるという。詳しく分けると、飲み物には水や酒があり、食べ物には米、魚、貝、鳥、海菜、野菜、果実、菓子、塩などがある。中には欠くことができないものは米、塩、水の三種だと提案している。
岩井(2003)は、神饌は神事の中で一番中心的なものであり、人間が天空、山中、海上の三つの他界から神々をお迎えして、自分の食べ物を神々に食べていただいて、日常生活をさせていただいて、そしてお礼を申し上げて、神霊を慰めるというのは、本来の姿であったと主張している。
齋藤ミチ子(2004)は、神饌の場合も人間の日常食膳のように、まずは生命維持に肝要な食べ物が用意されるが、これはもっぱら穀物による加工品で占められていたと述べている。
齋藤(1997)は、神社祭式制定によって、神饌もその対象として統括される。神饌は、それぞれの祭祀が行われる神社の自然的、社会的条件、また祭神の特性と歴史的背景などが相俟って、自ずから各々が個性を有し、必ずしも軌を一にするものではなく、地域的特徴が存在していると要約している。つまり、齋藤が現行神饌に対するその研究成果は認められ、代表的なものであり、権威ある観念でもある。
大塚滋(1975)は、古代には肉も食べていた日本人が魚食民族といわれるようになった。また文明開化とともに牛鍋がもてはやされたが、その料理法も欧米とは根底的なちがいがある。日本の食文化の歴史は食文化の混合の歴史だ。考えてみれば、「日本料理」自身、昔、どこかから渡来した材料が別の時代に渡来した料理法で料理されたものともいえるのである。文化的な側面と書いたけれど、実をいうと食生活は社会、政治、宗教、嗜好といった文化全体の影響の方が、栄養としての側面より大きく、それがまあ人間と動物の違いの一つともいえる。多様な文化がつくる多様な食形態を、その栄養的な面についてあとづけしているだけかも知れないと思っている。
小泉芳孝(2001)は、神饌は「古式神饌」と「通常神饌」とがあると提案している。神饌は調理方法によって、熟饌、生饌、素饌、生贄に分けることができる。これらの神饌は、人間の食生活にとって重要視されただけに、品目が祭り名や宮座の名称となるなど、その土地ごとに特色のある食物が取り入れられており、そこから、その地域をはじめ、その時代における日本の食文化史を知ることができる。
原田信男(2011)は、食文化は伝統と改革を土台にして、絶えず発展してきた。両者のバランスをとるのが最も大事だ。単に食生活であるだけでなく、他の社会文化の本質は、根本的にこのリズムに従うとされた。気候や風土などの地理環境のことで、食生活は非常に影響を受けた。人間は土地と河海で生えた生命を食べて生き残ってきた。もしもそれぞれの地域を離れれば、食生活がないのである。
以上、集めてきた資料から見ると、今まで、日中学者は日本の食文化についての研究において立派な成果を収めたが、祭りの角度から日本の食文化についての研究は不十分だと言えるのだろう。また、日本の神祇に供える飲食物「神饌」についての資料も少ない。神饌の角度から日本の食文化についての研究したものがほとんどない。それに基づいて、拙論は先行研究を踏まえてそれを検討してみたいのである。
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